スペインサッカー代表チーム vs クロアチアサッカー代表チーム 対戦成績
概要
スペインサッカー代表チームとクロアチアサッカー代表チームの対戦は、1990年代のクロアチア独立後に始まり、2010年代以降はUEFA EUROとUEFAネーションズリーグの舞台で繰り返し実現した、欧州サッカーを代表するライバル関係の一つである。両チームは、ボール支配率と短いパス回しを重視するスペインの「ティキ・タカ」系のサッカーと、中盤の掌握力と強い体力を前面に出したクロアチアの組織的サッカーが正面から衝突する構図で、しばしば対戦してきた。歴代の対戦成績ではスペインが優位に立っているが、クロアチアもEURO 2016のグループリーグ勝利や2018年ネーションズリーグのアウェーでの勝利など、印象的な結果を残している。
主要な内容
歴代対戦成績の概要
両チームは親善試合と主要大会を通じて10試合前後で対戦しており、スペインが多数の勝利を挙げ、クロアチアが数回勝利を収めた構図である。引き分けは比較的少なく、特に決勝やトーナメントで引き分け後にPK戦に進んだ例も存在する。大会別では、UEFA EURO本大会のグループリーグと決勝トーナメント、そしてUEFAネーションズリーグAリーグのグループリーグおよび決勝で主に対戦してきた。FIFAワールドカップ本大会ではまだ対戦が実現していない点も特徴である。
代表的な主要試合
- UEFA EURO 2012 グループリーグ: スペインが後半終盤のヘスス・ナバスの決勝ゴールで1-0の勝利を収め、グループ1位でトーナメントに進出した。
- UEFA EURO 2016 グループリーグ: クロアチアがアルバロ・モラタの先制ゴールの後、ニコラ・カリニッチとイバン・ペリシッチの連続ゴールで2-1の逆転勝ちを収め、スペインのグループ1位を阻止した。
- 2018-19 UEFAネーションズリーグAリーグ: ザグレブでクロアチアが3-2で勝利し、続くエルチェでの試合ではスペインが6-0の大勝を収め、同じグループで極端に異なる結果を交わした。
- UEFA EURO 2020(2021年開催)ラウンド16: 延長の激戦の末、スペインが5-3で勝利しクロアチアを敗退させた。乱打戦の様相でEURO史に残る名試合と評価される。
- 2023 UEFAネーションズリーグ決勝: 0-0の引き分け後、PK戦でスペインが5-4で勝利し、優勝トロフィーを掲げた。
- UEFA EURO 2024 グループリーグ: スペインが3-0の完勝を収め、大会優勝へ向かう流れを続け、クロアチアはグループリーグ敗退の痛みを味わった。
戦術的特徴の比較
スペインは中盤でのパス支配率とサイド・中央の連係、そして近年は若いウィンガーたちの突破力を組み合わせた攻撃パターンを駆使する。クロアチアはルカ・モドリッチに代表される中盤の指揮官を中心に試合のテンポを調整し、セットプレーとカウンターの効率で強みを見せてきた。両チームが対戦すると、中盤でのボール争いと支配率の主導権争いが勝敗を分ける核心的な変数として挙げられる。
FIFAランキングと大会順位の比較
スペインは2024年EURO優勝後にFIFAランキング1位となり、世界最高の座を固めた。クロアチアは2018年ワールドカップ準優勝、2022年ワールドカップ3位の成果を踏まえ、しばらくトップ10を維持したが、2024年以降はランキングが10位前後で上下を繰り返している。欧州サッカー連盟(UEFA)の係数ランキングでも、スペインがクロアチアを上回る流れが続いている。
最新動向
2024年UEFA EUROでスペインはグループリーグ初戦でクロアチアを3-0で下した後、決勝まで進みイングランドを破って通算4回目の優勝を果たした。一方、クロアチアは同じグループで敗退し、世代交代の必要性が浮上した。2024-25 UEFAネーションズリーグでスペインは決勝まで進出したが、ポルトガルにPK戦で敗れ準優勝にとどまり、クロアチアは準々決勝でフランス相手に敗退し、順位競争で後れを取った。2025年に入り、両チームは2026北中米ワールドカップ欧州予選を戦いながら新たな戦力を点検しており、モドリッチ以降のクロアチア中盤再編とスペインの攻撃陣の世代交代が、今後の対戦の勢力図を変える主要な変数と評価される。対戦データベースの基準でもスペインの優位は維持されているが、クロアチアは決勝トーナメントで強い集中力を見せるチームとして残っており、今後の大会組み合わせ次第で再び激突する可能性が大きい。
関連トピック
- [[スペインサッカー代表チーム]]
- [[クロアチアサッカー代表チーム]]
- [[UEFA EURO]]
- [[UEFAネーションズリーグ]]
- [[FIFAランキング]]