インテル・マイアミ vs クルス・アスル
概要
インテル・マイアミCFとクルス・アスルの対戦は、2023年7月21日にアメリカ合衆国フロリダ州フォートローダーデールのDRV PNKスタジアム(現チェイス・スタジアム)で行われた2023リーグスカップ・グループステージ南部3組第1節である。この試合はリオネル・メッシがインテル・マイアミのユニフォームを着て初めてプレーした公式デビュー戦であり、後半アディショナルタイムに決まったフリーキックによる決勝ゴールでインテル・マイアミが2-1で勝利し、MLSと北米サッカーの勢力図を変えた象徴的な試合として記録された。
試合情報
- 大会: 2023リーグスカップ・グループステージ南部3組
- 日時: 2023年7月21日
- 場所: DRV PNKスタジアム、アメリカ合衆国フロリダ州フォートローダーデール
- 結果: インテル・マイアミ 2 - 1 クルス・アスル
- 得点: ロバート・テイラー(インテル・マイアミ、44分)、ウリエル・アントゥナ(クルス・アスル、65分)、リオネル・メッシ(インテル・マイアミ、90+4分)
背景
インテル・マイアミは2018年に創設され、2020年からMLSに参加した新興クラブで、2023年夏にリオネル・メッシを獲得して世界中のサッカーの注目を一身に集めた。クルス・アスルは1927年に創設されたメキシコのリーガMXの名門で、「ラ・マキナ(La Máquina)」という愛称とともに、リーガMX優勝やCONCACAFチャンピオンズカップの複数回優勝を誇る伝統の強豪である。両チームの対戦はMLSとリーガMXが共同で開催するリーグスカップの舞台で実現し、メッシのデビュー戦の相手であることから試合前から世界中のメディアの注目を浴びた。
試合内容
前半
メッシはベンチスタートとなり、インテル・マイアミはホーム観客の声援を背に主導権を握った。前半44分にロバート・テイラーが先制ゴールを決め、インテル・マイアミが1-0でリードして前半を終えた。
後半とメッシのデビュー
後半に入りメッシがピッチに投入されると、試合の雰囲気は一変した。メッシは持ち前のプレス回避とパスで攻撃を牽引し、観客席は彼のタッチの一つ一つに熱狂した。しかしクルス・アスルも引き下がらなかった。後半20分頃にウリエル・アントゥナが同点ゴールを決めて試合を振り出しに戻し、試合は緊迫した展開となった。
決勝ゴール
後半アディショナルタイム、インテル・マイアミがフリーキックの機会を得た。メッシが自らキッカーを務め、ゴール左隅を正確に狙って劇的な決勝ゴールを決め、試合は2-1でインテル・マイアミの勝利に終わった。デビュー戦で決勝ゴールを記録したメッシはマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
主な記録と意義
- メッシのインテル・マイアミ公式デビュー戦および初得点
- スタジアムは満員となり、世界中の数十か国で中継された
- Apple TVのMLSシーズンパス購読者が試合前後に急増したと報じられた
- インテル・マイアミはこの勝利を足がかりに2023リーグスカップで優勝した
- 試合前にインテル・マイアミの勝利に賭けていたとされるラッパーのドレイクの賭け内容も大きな話題となった
この試合は単なるグループステージ第1節を超え、MLSの興行と放送権の価値、北米サッカーの地位を引き上げた転換点と評価されている。
最新動向
メッシ効果により、MLSとリーグスカップの商業的価値は2024~2025年も上昇を続けた。リーグスカップは参加チームと大会構成を拡大・改編し、リーガMXとMLSの統合の流れを強めた。インテル・マイアミは2024年のサポーターズ・シールド優勝などにより、リーグの最上位クラブとしての地位を確立した。クルス・アスルもリーガMXの上位で競争力を維持し、メキシコサッカーの伝統的強豪としての立場を保っている。両チームの再戦実現の可否は毎シーズンのリーグスカップのグループ編成とトーナメント組み合わせによって変わり、ファンや放送局にとって最大の注目カードの一つであり続けている。
関連トピック
- [[リオネル・メッシ]]
- [[インテル・マイアミCF]]
- [[クルス・アスル]]
- [[リーグスカップ]]
- [[メジャーリーグサッカー]]
- [[リーガMX]]