ハメス・ロドリゲス
概要
ハメス・ダビド・ロドリゲス・ルビオ(James David Rodríguez Rubio, 1991年7月12日 - )は、コロンビアのサッカー選手で、ポジションは攻撃的ミッドフィールダー兼ウインガーである。2014年FIFAワールドカップで6ゴールを挙げ得点王(ゴールデンブーツ)を獲得し、世界中にその名を知らしめた。その後、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンなど欧州のビッグクラブで活躍した。優れた左足のキック力と創造的なパス、ゴール決定力を兼ね備えた典型的なナンバー10スタイルの選手と評価されている。
主要内容
初期の経歴(2006-2013)
ハメスはコロンビアのエンビガードでユース時代を過ごし、2006年に15歳でプロデビューした。2008年にアルゼンチンのCAバンフィエルドに移籍し、2010年までに42試合5ゴールを記録して頭角を現した。2010年にポルトガルのFCポルトに加入し、欧州の舞台に進出した。ポルトでは3シーズンで108試合32ゴールを挙げ、リーグ3連覇、UEFAヨーロッパリーグ優勝(2011年)などに貢献した。特に2012-13シーズンにはプリメイラ・リーガアシスト王に輝き、欧州ビッグクラブの関心を集めた。
ASモナコと2014年ワールドカップ(2013-2014)
2013年5月、ASモナコが移籍金4500万ユーロでハメスを獲得した。モナコでは1シーズンで38試合10ゴール14アシストを記録し、チームのリーグ2位を牽引した。2014年ブラジルワールドカップではコロンビア代表のエースとして活躍し、グループリーグのギリシャ戦で2ゴール、コートジボワール戦で1ゴール、日本戦で1ゴール、決勝トーナメント1回戦のウルグアイ戦で2ゴール(そのうち最初のゴールは胸トラップ後のボレーシュートでFIFAプスカシュ賞受賞)、準々決勝のブラジル戦で1ゴールの計6ゴールを記録し、得点王とともに大会ベストチームに選出された。
レアル・マドリード(2014-2017)
2014年7月、レアル・マドリードが移籍金8000万ユーロでハメスを獲得した。初シーズンは46試合17ゴール18アシストを記録し、ラ・リーガ優勝、クラブワールドカップ優勝に貢献し、UEFA年間ベストチームに選出された。しかし、ジネディーヌ・ジダン監督就任後はレギュラー争いでポジションを失い、2015-16シーズンは32試合8ゴール、2016-17シーズンは22試合11ゴールと徐々に立場が縮小した。
バイエルン・ミュンヘンへのレンタル(2017-2019)
2017年7月、2年間のレンタル移籍でバイエルン・ミュンヘンに移籍した。初シーズンは39試合8ゴール14アシストでブンデスリーガ優勝に貢献し、2018-19シーズンは28試合7ゴール6アシストを記録し、リーグ2連覇、DFBポカール優勝に貢献した。ミュンヘンは2019年6月に完全移籍オプションを行使しなかった。
レアル・マドリード復帰とその後(2019-2021)
レアル・マドリードに復帰したが、2019-20シーズンは14試合2ゴールにとどまり、2020-21シーズン前半は出場機会をほとんど得られなかった。2020年9月、イングランド・プレミアリーグのエバートンに移籍した。エバートンではカルロ・アンチェロッティ監督の下で26試合6ゴール9アシストを記録し復活を遂げたが、アンチェロッティがレアル・マドリードに去った後、2021-22シーズンは不振に陥り、2022年1月にカタールのアル・ライヤンSCに移籍した。
アル・ライヤンSCとサンパウロ(2022-2024)
アル・ライヤンでは16試合5ゴール7アシストを記録し、2023年7月にブラジルのサンパウロFCに移籍した。サンパウロでは2024年までに32試合4ゴール5アシストを記録し、チームのコパ・ド・ブラジル優勝(2023年)に貢献した。
ラージョ・バジェカーノ(2024-現在)
2024年8月、スペイン・ラ・リーガのラージョ・バジェカーノにフリー移籍した。2024-25シーズン現在までに20試合4ゴール4アシストを記録し、チームの中盤を牽引している。
代表経歴
2009年にU-20代表を経て、2011年にA代表デビューを果たした。2014年ワールドカップの他、2018年ワールドカップ(6試合2ゴール)、2022年ワールドカップ予選、2024年コパ・アメリカ(6試合1ゴール2アシスト)などで活躍した。2024年12月時点でAマッチ112試合28ゴールを記録しており、コロンビア歴代最多出場4位、最多得点5位に位置している。
プレースタイル
左足を主に使い、中盤での視野とパス能力に優れている。ミドルシュートやフリーキック、コーナーキックなどのセットプレーでも脅威となる。典型的なクラシックナンバー10スタイルで、最前線のストライカーに決定的なチャンスを創り出すことに長けている。ただし、守備参加と運動量において弱点を指摘されることもある。
最新動向
2024-25シーズン、ラージョ・バジェカーノで主力の攻撃的ミッドフィールダーとして活躍中であり、2025年3月時点でリーグ戦20試合4ゴール4アシストを記録している。2024年コパ・アメリカではコロンビアの準優勝に貢献し、ベスト11に選出された。2025年1月、コロンビア代表の2026年ワールドカップ南米予選でも中心選手として活躍している。最近のインタビューでは「まだ欧州でプレーできる実力がある」と述べ、2026年ワールドカップ出場への意欲を示した。
関連トピック
- [[2014 FIFAワールドカップ]]
- [[コロンビアサッカー代表]]
- [[レアル・マドリードCF]]
- [[バイエルン・ミュンヘン]]
- [[カルロ・アンチェロッティ]]
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