地上作戦司令部

大韓民国陸軍の地上戦全般を指揮・統制する中核司令部で、2019年に創設され、戦時・平時の作戦を総括する。

地上作戦司令部

概要

地上作戦司令部(地上作戦司令部、Ground Operations Command)は、大韓民国陸軍の地上戦全般を指揮・統制する中核司令部である。2019年1月1日に創設され、京畿道龍仁市に位置する。地上作戦司令部は、戦時・平時の地上軍の作戦遂行を総括し、韓米連合軍司令部との協力を通じて韓半島防衛を担当する。この司令部は、既存の地上作戦司令部(2015年解体)とは異なる組織であり、陸軍の戦力構造改編の一環として創設された。

主要内容

創設背景

地上作戦司令部は、2018年の国防改革2.0の一環として推進された。既存の陸軍本部が作戦指揮と行政支援を同時に遂行していた体制を改善するため、作戦指揮機能を分離し、地上作戦司令部に移管した。これにより、陸軍本部は政策・企画・教育・訓練などの行政支援に集中し、地上作戦司令部は戦時・平時の作戦遂行に専念できるようになった。

組織構造

地上作戦司令部は、司令官(大将)の下に参謀部と隷下部隊を置いている。主要な隷下部隊としては、第1野戦軍司令部、第2作戦司令部、第3野戦軍司令部(解体)、首都軍団、第1軍団、第2軍団、第3軍団、第5軍団、第6軍団、第7軍団、第8軍団、第9軍団、第11軍団、第12軍団、第15軍団、第20軍団、第22軍団、第25軍団、第26軍団、第27軍団、第28軍団、第29軍団、第30軍団、第31軍団、第32軍団、第33軍団、第34軍団、第35軍団、第36軍団、第37軍団、第38軍団、第39軍団、第40軍団、第41軍団、第42軍団、第43軍団、第44軍団、第45軍団、第46軍団、第47軍団、第48軍団、第49軍団、第50軍団、第51軍団、第52軍団、第53軍団、第54軍団、第55軍団、第56軍団、第57軍団、第58軍団、第59軍団、第60軍団、第61軍団、第62軍団、第63軍団、第64軍団、第65軍団、第66軍団、第67軍団、第68軍団、第69軍団、第70軍団、第71軍団、第72軍団、第73軍団、第74軍団、第75軍団、第76軍団、第77軍団、第78軍団、第79軍団、第80軍団、第81軍団、第82軍団、第83軍団、第84軍団、第85軍団、第86軍団、第87軍団、第88軍団、第89軍団、第90軍団、第91軍団、第92軍団、第93軍団、第94軍団、第95軍団、第96軍団、第97軍団、第98軍団、第99軍団、第100軍団などがある。また、砲兵・防空・工兵・情報・通信などの各種支援部隊も隷下に編成されている。

任務と役割

地上作戦司令部の主な任務は以下の通りである。

  • 戦時作戦: 韓米連合軍司令部の作戦指揮の下、地上軍の戦闘作戦を総括する。敵の浸透・挑発への対応、前方地域防衛、後方地域安定化作戦などを遂行する。
  • 平時作戦: 接敵地域の警戒作戦、軍事境界線(MDL)監視、敵の挑発への即時対応、対備態勢維持などを担当する。
  • 訓練指揮: 隷下部隊の訓練を計画・指揮・統制し、戦闘力を維持・向上させる。
  • 戦力発展: 地上軍の戦力構造改善、兵器体系導入、作戦概念発展などを主導する。

主要沿革

  • 2019年1月1日: 地上作戦司令部創設(初代司令官:金容佑(김용우)大将)
  • 2020年: 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック状況下で軍防疫支援作戦を遂行
  • 2021年: 韓米連合訓練(Freedom Shield)に参加、地上軍作戦能力を検証
  • 2022年: 北朝鮮のミサイル挑発への対応態勢強化
  • 2023年: 国防改革2.0の後続措置として隷下部隊を再編
  • 2024年: ドローンボット戦闘体系導入、AIベース指揮統制体系の試験運用
  • 2025年: 地上作戦司令部創設6周年、韓米連合地上軍作戦協力強化

最新動向

2024-2025年基準、地上作戦司令部は以下のような変化とトレンドを見せている。

デジタル転換

地上作戦司令部は、AI・ビッグデータ・ドローンなどの先端技術を作戦に組み込むデジタル転換を推進中である。特に、AIベース指揮統制体系(C4ISR)を導入し、リアルタイムの戦場状況認識と意思決定を支援している。また、ドローンボット戦闘体系を導入し、有人・無人複合戦闘体系を構築している。

韓米連合作戦協力強化

2024年の韓米連合訓練(Freedom Shield)において、地上作戦司令部は韓米連合軍司令部との協力を通じて地上軍の連合作戦能力を検証した。特に、戦時作戦統制権移譲に備えた連合作戦手順を習熟している。

北朝鮮脅威対応

北朝鮮のミサイル・核脅威が高度化するにつれ、地上作戦司令部は大量報復報復(Kill Chain)体系との連動を強化している。また、北朝鮮のGPS攪乱・サイバー攻撃などの非対称脅威への対応能力を向上させている。

予備軍戦力強化

2025年から地上作戦司令部は、予備軍戦力の戦闘力向上のため、予備軍訓練体系を改編している。特に、予備軍の戦時任務を明確にし、定期訓練を強化して実戦的な対備態勢を整えている。

関連主題

  • [[大韓民国陸軍]]
  • [[韓米連合軍司令部]]
  • [[国防改革2.0]]
  • [[第1野戦軍司令部]]
  • [[第2作戦司令部]]
  • [[ドローンボット戦闘体系]]
  • [[C4ISR]]

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